四柱推命では、五行説(ごぎょうせつ)をもとに、性格の傾向や相性などを占います。
五行説とは、木(き)・火(ひ)・土(つち)・金(きん)・水(みず)の5つの要素で、この世の全てが成り立っているという考え方です。
ですので、四柱推命の相性占いに五行バランスが大切である理由は、偏ると性格や運勢に影響を及ぼすからと考えられます。
そこで、こちらでは、五行のバランスで目指す状態や、対処法などを詳しくご紹介します。
ぜひ、最後までお読みいただき、参考にしてみて下さいね。
四柱推命の相性占いに五行バランスが大切な理由
五行【木(き)・火(ひ)・土(つち)・金(きん)・水(みず)】の5つの要素は、多すぎず、少なすぎずバランスが取れてる状態が、相性が良いということになります。
五行のバランスが偏っている場合は、足りないところは補い、多すぎるところは控えながら、整えていくとよいでしょう。
四柱推命の命式五行(木・火・土・金・水)の意味
四柱推命の命式五行(木・火・土・金・水)の意味をご紹介します。
- 木
- 火
- 土
- 金
- 水
それでは、詳しく見ていきましょう。
木
五行の木は、木や植物など、自然界で生命を宿すものを象徴しています。
樹木や草花が天に向かってすくすく育つように、まっすぐな性格です。
向上心に恵まれ大きく成長できる可能性を秘めています。
青・緑
森林浴をする
お花を植えたり、飾ったりする
火
五行の火は、炎や太陽など、熱いものや光り輝くものを象徴しています。
燃え盛る炎のようにめらめらと心に熱意をともす情熱的な性格です。
自分の理想に向かって前進することができます。
赤
日光浴や月光浴
アロマキャンドルを灯す
土
五行の土は、山や土壌など、大地や地球そのものを象徴しています。
長い年月をかけて生命を育む大地のように、温厚で粘り強い性格です。
忍耐強く物事に取り組み、大きな実りを手にすることができます。
黄色
ガーデニングなど土に触れる
登山をする
金
五行の金は、刃物や鉱石など、固いものや鉱物を象徴しています。
刀や宝石をピカピカに磨き上げるように、とても意志が強い性格です。
妥協することなく自分の才能やこだわりを鍛えられる強さを持っています。
白
貴金属や宝石を身につける
水
五行の水は、海や雨など、生命の源となる流れるものを象徴しています。
形なく流れ動く水のように、柔軟性があり、知的な性格です。
状況に合わせて臨機応変に行動できる対応力があります。
黒
泳いだり、水に触れる
こまめに水分補給をする
四柱推命の命式とは
四柱推命では、生年月日時間から導き出した星をもとに読み解きを行います。
その人が、どんな星を持って生まれたのかをまとめた表が命式です。
命式は、年柱、月柱、日柱、時柱の四つの柱に、十干、十二支を当てはめて作成されます。
また、五行思想(五行説)と陰陽思想が根底にあり、五行説「木・火・土・金・水」から構成されていると考えられています。
暦から導き出した命式から、五行のバランスや組み合わせ、通変星や12運などで占います。
四柱推命の命式から読み解く3つのポイント
四柱推命の命式から読み解く3つのポイントをご紹介します。
- 五行の相生
- 五行の相剋
- 五行の比和
それでは、詳しく説明していきます。
五行の相生
相生とは、ある一つの五行が、もう一つの五行を生み出す関係のことを言います。
木は燃えて火になり→火は燃え尽きると灰になり土に灰となる→土から金を生じ→金気の水はおいしく→水は木を育てる
以上の5つの関係性は、良い関係性を生み、右回りで表され循環していきます。
五行の相剋
相剋は、相生の反対を意味します。
木は土から栄養を奪い→土は水を汚し→水が火の勢いを止め→火が金を溶かし→金が木を傷つける
以上の5つの関係性は、悪い関係性を生み、対角線で表され循環していきます。
五行の比和
同じ五行同士でお互いの性質が強まります。
甲と乙:木(陽)と木(陰)
丙と丁:火(陽)と火(陰)
戊と己:土(陽)と土(陰)
庚と辛:金(陽)と金(陰)
壬と癸:水(陽)と水(陰)
気が合う時は、とにかく仲良くできるが、似た者同士がゆえに嫌な部分も見えやすく、ひとたび仲が悪くなると、収拾がつかなくなることもあるので要注意です。
四柱推命の五行バランスで相性を見る方法
四柱推命の五行バランスで相性を見る方法をご紹介します。
- 自分の五行を出してみる
- 相手の五行を出してみる
- 相手の五行を出してみる
私は「令和萬年暦」で調べています。
参考:干支を五行に表しています。
子 | 丑 | 寅 | 卯 | 辰 | 巳 | 午 | 未 | 申 | 酉 | 戌 | 亥 |
水 | 土 | 木 | 木 | 土 | 火 | 火 | 土 | 金 | 金 | 土 | 水 |
参考:十干を五行に表しています。
甲 木のえ | 乙 木のと | 丙 火のえ | 丁 火のと | 戊 土のえ | 己 土のと | 庚 金のえ | 辛 金のと | 壬 水のえ | 癸 水のと |
木 | 木 | 火 | 火 | 土 | 土 | 金 | 金 | 水 | 水 |
それでは、詳しく見ていきましょう。
自分の五行を出してみる
年柱 | 月柱 | 日柱 | |
干支 | (-木)乙巳(-火) | (-水)癸未(-土) | (-火)丁卯(-木) |
五行のバランスとしては、金が足りませんので、貴金属などで補うようにするといいですね。
相手の五行を出してみる
年柱 | 月柱 | 日柱 | |
干支 | (-木)乙巳(-火) | (+火)丙戌(+土) | (-水)癸丑(ー土) |
こちらも、金が足らないので、貴金属などを身につけたりしましょう。
五行で相性を見てみる
年柱 | 月柱 | 日柱 | |
自分 | 木(1)、火(1) | 水(-1)、土(1) | 火(ー3)、木(ー1) |
相手 | 木(1)、火(1) | 火(ー3)、土(1) | 水(ー1)、土(ー1) |
鑑定 | 2、2 | ー4、2 | ー4、ー2 |
( )は点数を表しています。
縦に足していくと鑑定の数字になります。
そして合計すると、マイナス4(ー4)です。
相性は凶です。
お互い、金の要素が足りませんので、バランスの偏りを整え、相手のことをじっくり見直し、お互いの性格を気遣いながら、良い関係を保てるようにしましょう。
参考:マイナス、凶
4点以下は注意
5~14点は小吉
15点以上は大吉
まとめ
四柱推命の相性占いで五行バランスが大切な理由をご紹介しました。
五行から成り立つ関係性は、男女だけではなく、上司や部下、親子関係なども見ることができます。
たとえば、「あの人イライラするな~」と思ったとすると、相性を鑑定してみてください。
ただ単にイライラするな~ではなく、こう言うことだったんだ!と新たな発見が生まれるかも知れません。
それがわかると、付き合い方なども変わりますので、一つ大人目線でお互いの関係性を見守りましょう。
もし、一人で鑑定するのが難しいなと感じた場合は、私も四柱推命で占いをしているので、鑑定してほしい時は下の緑ボタンをタップ(クリック)して、詳細ページをご覧ください。